ジオツーリズムの拠点に 新温泉町にジオパーク館完成

9月14日22時37分配信 産経新聞

 山陰海岸のジオパーク(地質公園)について学習できる資料施設「新温泉町山陰海岸ジオパーク館」(仮称)の完工式が14日、兵庫県新温泉町芦屋で開かれ、テープカットなどが行われた。オープンは19日。

 同館は平成17年4月から休館していた町営学習施設「マリンポーチ」を今年6月から約3カ月にわたって改修、タイルの張り替えや階段の塗装などに約4900万円かけて整備された。

 2階建て延べ約1100平方メートルで、本物さながらの山陰海岸の地層を紹介した模型がリアルに飾られているほか、エリア内のジオサイト(地質遺産)から採取した玄武岩や安山岩、凝灰岩などさまざまな岩石50個などを展示している。

 式には町の関係者ら約40人が出席。テープカットが行われた後、馬場雅人町長が「『エコ』(環境)に比べ、『ジオ』(地質)はまだ理解されていないのが現状。ジオツーリズムの拠点にしていきたい」と話し、同館のにぎわいを期待していた。

 開館時間は午前9時~午後5時。火曜休。問い合わせは、同館((電)0796・82・5222)。

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