滋賀県東近江市川合町の京セラ蒲生工場で28日、太陽光発電を体感できる「京セラ滋賀グリーン&エコガーデン」の完成式典が行われた。
東近江市が8月に経済産業省の次世代エネルギーパークの一つに認定され、環境をテーマにした体験活動を行うエコツアーの構想があったことから、拠点の一つとして、京セラが環境負荷低減商品であるLED照明の生産を行う同工場入り口の一角に整備した。
施設は約70平方メートルあり、芝生や廃材を再生加工したタイルが敷き詰められ、太陽光発電のパネル10枚が設置してある。
式典には西沢久夫市長や栂孝義同工場長ら40人が出席し、テープカットを行った。参加者らはLED灯をつなげたパネルを手で覆うと光が弱まることを確認していた。
エコツアー第一陣は29日、大阪産業大の学生が同工場を訪れ、同市妹町の廃食油のリサイクルの拠点施設「あいとうエコプラザ菜の花館」も見学する。