松山の旅館 地元色全面に改装

松山市道後湯月町の旅館「道後夢蔵(ゆめくら)」は、一部客室と宿泊者用の会席料理店を17日、リニューアルオープンする。砥部焼製のインテリアや食器をふんだんに取り入れ、地元色を前面に打ち出した。
 同旅館はホテル運営エイトワン(松山市、大籔崇社長)が経営。鉄骨5階建て延べ床面積約827平方メートルで、会席料理と旅館を組み合わせた和風オーベルジュ(宿泊付きレストラン)として2006年にオープン。今年2月から全7室の客室のタオルを今治タオルに統一するなど、地場産品導入を進めている。
 今回改装したのは3階の全3部屋。砥部町の陶彩窯、ヨシュア工房、スギウラ工房の三つの砥部焼窯元が、部屋の名前「花」「竹」「風」をモチーフに、洗面鉢や、置き物、照明器具などを製作。浴槽には砥部焼タイルを何千枚も使用するなど、芸術感あふれる雰囲気となっている。

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