外壁タイル計180キロ剥落…札幌市の高齢者施設

 札幌市は4日、高齢者向け宿泊・活動施設「保養センター駒岡」(南区)で3日朝、施設2階部分の外壁タイルの一部(計約180キロ)が剥がれ、約6・7メートル下の地面に落下したと発表した。当時、センターには宿泊客24人がいたが、けが人は出ていないという。

 市によると、センターは1986年4月に供用開始した。雪解け水がタイルと壁面の隙間に入り、凍結と膨張を繰り返したことで剥がれたとみている。剥がれたタイルは約200枚(1枚あたり縦20センチ、横6センチ)で、壁面の縦約1・4メートル、幅約2メートルにわたっていた。

 今年2月、市役所本庁舎(中央区)地下1階食堂の外壁でもコンクリート製パネルが剥がれ落ちる事故があり、センターでは3月中旬、落下現場付近にロープを張って立ち入り禁止にしていた。市は、センター外壁を点検し、剥がれ落ちる恐れのある部分のタイルを撤去する。

2013年6月4日

  読売新聞)

DINAONE、タイルなど30種119色の“2013年新商品”をラインアップ

2013年4月30日
株式会社DINAONE

高いデザイン性と機能商品が充実
タイルなど30種119色の“2013年新商品”をラインアップ
~ タイル・レンガ・石材26種95色、保水ブロック1種3色、ガラス3種21色を新発売 ~

 店舗・商業施設・建築市場向けタイル・建材販売会社の株式会社DINAONE(本社:東京都 中央区、社長:三井基次)は、世界中で日々進化する建築・インテリアのデザインに応える30種119色の“2013年新商品”を4月より順次発売します。

 後世に残したくなる一歩先行く新しい価値を『進価』と題し「COMFORT:感動や活気を与える」「CHALLENGE:常識から脱却する」「CONNECT COMMUNICATION:協創を生む」を キーワードに企画開発された国内オリジナル商品及び、世界中から選りすぐった最新トレンドタイルの数々です。
※ 首都圏・関西圏・中部圏・中国圏・九州圏・北海道圏・東北圏の営業拠点より順次発売します。

DINAONEについて URL:http://www.dinaone.co.jp/
設立:2002年8月 本社:東京都中央区、社長:三井基次 資本金:9,000万円)
ダイナワンは、LIXILの100%出資子会社です。ヨーロッパを始め、世界中から選りすぐったタイル建材と、国内外の自社オリジナル製品を幅広くラインアップしています。また、長い歴史の中で築かれたタイルを、デザイン、機能・安全性を高めることで、更に優れたハイクオリティな商品として、新しい需要を創造しています。ダイナワンは、新しい価値を創造する『オンリーワンの企業でありたい』という企業理念のもと、これからも、自然、人、社会が共に助け合う明るい未来を目指し、空間が持つ真の力、さらには新しい価値を導き、引き出すために、築き上げてきたノウハウを活かしながら、さらなるステップへ挑戦し続けます。

■2013年新商品について
【 商品の特長 】
 使い捨てではなく、後世に残したくなる一歩先ゆく新しい価値『進価』と題した、「COMFORT:感動や活気を与える」「CHALLENGE:常識から脱却する」「CONNECT COMMUNICATION:協創を生む」の3つをキーワードに、空間の魅力を存分に引き出せるデザイン性・機能性の高い商品を施工部位毎にカテゴリーを設け展開しています。

1.ECO(環境素材)
 水を吸って、蓄えて、熱を伝えない。高い保水性の持つ多孔質セラミックス『SPORONG (スポロング)』。スポロングの破砕材から生まれたインターロッキングブロック『greenbiz g(グリーンビズg)』。パブリック空間にふさわしい、環境に配慮されたダイナワンの環境建材に新しく1シリーズ3色が加わりました。

2.OUTER WALL(外壁)
 豊かな風合いを持つ『HINONE(火の音)』。18㎜という材料厚みが醸し出す重厚感と、切放し仕上げの素朴さが見る人の心を魅了します。ダイナワンブランドとして初の湿式製法外壁材の誕生となります。

3.OUTDOOR FLOOR(外床)
 海外の最新加工技術により安定した滑り抵抗値を確保した『BLUETECH(ブルーテック)』。再現性の高い石目模様が重厚感を醸し出す『ラボ』。ユニークな乱形を揃えた『TREK(トレック)』を始めとする欧州からの高意匠輸入品。土の温もりを感じさせる『DAICHI(大地)』『NODOKA(野土火)』の国内生産品。僅かな変化の中に美を感じ取る日本人の機微を捉えた繊細な表情を持つ外床対応商品を5シリーズ14色をライン アップし発売します。

4.INDOOR FLOOR(内床/壁)
 最新のデジタルプリント技術により、柄模様だけでなく奥行き感まで大理石模様を再現した『MARVEL(マーベル)』『LUXOR (ルクソール)』。光の屈折で豊かな表情を映し出すモノトーン系タイル『TEXTURE(テクスチャー)』。シンプルでモダンな装いを演出する『BLACK&WHITE(ブラック&ホワイト)』『COOLWHITE (クールホワイト)』。淡いニュアンスカラーを豊富に取り揃えた『TOUCH(タッチ)』『KRETE(クリート)』。砂・石灰の柔らかな素材感を想起させる『TEKNE(テクネ)』、朽ちた風合いがレトロな雰囲気を醸し出す『DALLES(ダレス)』。空間のベース色 として使用が期待される『ETERNITY(エタニティ)』。バリエー ションも豊かに、上質な空間を演出するタイル、11シリーズ37色を ラインアップし発売します。

5.DESIGN TILE(デザインタイル)
 従来のタイルにはないLED組込みセラミックタイル『TILE+LIGHT(タイルライト)』。タイル端部を湾曲させた新発想デザイン『KAMI(カミ)』。幾何学模様のブロック『SUNBREAKS(サンブレイクス)』など、お客さまの声をダイレクトに反映させた個性的なシリーズに加え、少し懐かしい六角形状が印象的な『EXA BRIGHT&MATT (エグザ ブライト&マット)』。色ガラスの繊細な表情を個性豊かな形状でユニット化し、空間に独特のリズム感を与える『RETRO (レトロ)』。今年もダイナワンは個性的で斬新なデザインタイル・ガラスを12種60色ラインアップいたしました。

よみがえる大正の名物ビル 大阪・中之島で復元進む

朝日新聞デジタル 2012年10月3日7時47分

よみがえる大正の面影――。大阪市北区中之島で建設中のオフィスビル「ダイビル本館」(地上22階、地下2階)で、2010年に取り壊された大正期の名物ビル・旧ダイビル本館の外観を復元する工事が進み、懐かしい中之島の顔が姿を見せ始めた。

新本館の1~6階部分に復元した。元のビルから位置や大きさが変わったが、復元部分の9割以上に旧本館のれんがを再利用し、装飾の石材の一部も活用。1925(大正14)年の建設当時の外観をよみがえらせる計画だ。内装も床タイルなどを再利用し、旧本館の1階エントランスホールのデザインを再現する予定だ。

新本館は2013年2月末に完成し、旧本館部分の1、2階に店舗、4階にカフェテリアなど、4~6階にはオフィスが入居する予定だという。(戸村登)

【10月10日 銭湯の日】どっぷり人情につかる

アサヒ・コム 2012年10月18日

10月10日は「1010(セントウ)」=「銭湯の日」。1965年に全国約2万3千軒あった銭湯は、今は5千軒を割った。逆風の中で営業を続ける銭湯には、その土地独特の風呂文化が息づいている。出版社を経営する神戸の銭湯マニア・松本康治さん(49)のガイドで、身も心も温まる「関西系」の銭湯を紹介しよう。

大阪市阿倍野区にある25年創業「天明湯」の営業時間は1日2時間半。大半はのれんを下ろし、マニアから「都会の秘湯」と呼ばれる。

「4年前に主人が病気で倒れ、1人でやらなくてはならないので」と田中キヨ子さん(69)。夫を看(み)つつ風呂を掃除し、釜に薪(まき)をくべ湯を沸かし、番台に上がる。「古くからのお客さんと話をするのが楽しくて。赤字を出さない範囲で続けます」

浴場に入ると、壁に天女と富士山を描いたタイルのモザイク画が目に入る。松本さんによると、これが「関西系」。東京ではもっぱらペンキ絵だ。のれんの長さも東京の40~50センチに対し、関西では1メートル以上と派手めだ。

湯船は御影石製。石材の産地の神戸・六甲に近い阪神間に多い。大阪市生野区の「源ケ橋温泉」は湯船だけでなく、浴室の床まで御影石製。37年建築で国の登録有形文化財になっている。

六甲から少し遠い京都になるとタイル張りになるが、贅(ぜい)を尽くした銭湯が少なくない。京都市北区の「船岡温泉」も登録有形文化財。壁面を飾るタイルと欄間の彫刻は、23年に料理旅館として創業した当時のものだ。同市伏見区の「宝湯」は31年に建てた洋風建築。市選定の「京都を彩る建物や庭園」の一つだ。

神戸市東灘区には阪神大震災を乗り越えた「ときわ湯」がある。全壊したが、敷地内にあった立体駐車場の鉄骨を利用して仮設店舗を建て、地震から2カ月半後に再開した。同じ神戸で被災した松本さんも浸(つ)かった。「あのときほどお風呂のありがたみを感じたことはない」。今も仮設のまま営業している。「震災を忘れないための遺産です」

兵庫県姫路市には常連客の熱意で廃業を思いとどまった「白浜温泉」がある。昨春、地区唯一の銭湯の風呂釜に亀裂が入った。経営者の山本裕子さん(59)は1日でも長く営業しようと、亀裂が広がらないよう時間をかけて湯を沸かした。それを知った松本さんは銭湯ファンにSOSを発信し、集まったボランティア30人が傷んだ浴場のタイルを張り替えた。2月下旬に風呂釜を新調しリニューアルオープンした。

人情の厚さも、「関西系」の特徴の一つである。(長谷川千尋)

メモ 公衆浴場業生活衛生同業組合によると、現存の銭湯は大阪府に638、京都府167、兵庫県149。銭湯情報は松本さんのサイト「関西の激渋銭湯」(http://www.sairosha.com/meisento/sento.htm)に詳しい。

■推薦

漫画家・ラッキー植松さん(52)

家で味わえぬ心地よさ

大阪の自宅に風呂はありますが、1年で300日は銭湯に行きます。広い湯船、水風呂と交互に入る心地よさは家では味わえません。銭湯は主人とお客が雰囲気をつくっていく場。一軒ごとに味わいが違います。7年前から、入った銭湯をブログ「楽喜的銭湯楽園生活」に書いています。1010軒の銭湯に入るのが目標で800軒を超えましたが、廃業するところも多く寂しさも感じます。

法人化記念碑が完成 学生が制作、近く設置へ 広島・尾道市立大

産経新聞 9月11日(火)7時55分配信

 4月に公立大学法人に移行した尾道市立大学(久山田町)で、法人化を記念するモニュメントが完成した。同大美術学科の学生のデザインを採用、制作も学生らが担当した。年内には学内に設置される。

 モニュメントは生口島(瀬戸田町)産の御影石(高さ1メートル、直径90センチ、重さ約1・2トン)製。同大の理念に基づき「知と美」がテーマで、球を立方体が取り巻く形になっている。

 同大美術科1年、服部愛さん(19)のデザイン。大学側が学生からデザインを募集したところ、72点の応募があり、選考委員会で最優秀賞に選ばれた。服部さんによると、「知と美」を立方体、球体の2つの異なる要素で表現。球体を巡るように延びた立方体に「探究と創造」の意味を込めたという。

 制作は同学科の矢田部怜奈さん(19)、粟根夢咲さん(19)ら1~2年生有志7人が担当。8月初めから制作に着手し、1カ月がかりで完成。立体感を出すのが難しかったという。亀田良一・前市長からの寄付金50万円を活用、制作費や設置工事費に充てる。

 服部さんは「採用されて恐縮していますが、後世に残るのでうれしい」。指導にあたった児玉康兵教授は「学生たちがデザインし、制作したことに意義がある。全国的にもユニークなものができた」と話した。

LIXIL、約50万枚の「赤レンガ」を供給し東京駅駅舎を復原

マイナビニュース 10月4日(木)9時10分配信

LIXILは10月3日、東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事において、「赤レンガ」と呼ばれる化粧レンガの再現に成功。戦災により焼失した南北のドーム部分を含む3階部分の外壁に約50万枚の赤レンガが採用されたと発表した。

同社では、復元において最も苦労した点として、「基本色(赤色)の再現」と「色合いのばらつき再現」を挙げている。

なお、タイル施工は不二窯業、タイル販売はダイナワン、タイル製造は同社及びアカイタイルが行った。

[マイナビニュース]

「産廃」無許可で運搬 県、恵那の業者告発へ

恵那市の解体業者が、多治見市のタイル製造会社の破産管財人から在庫製品数千トンを有料で引き取り、土岐市などにある業者の資材置き場へ無許可で運搬、保管していたことが16日、県などへの取材で分かった。

 県は、業者が処分名目で代金を受け取った経緯などから、タイル製品が実質的な産業廃棄物と判断。17日にも廃棄物処理法違反(無許可収集運搬)の疑いで、業者の男性社長と破産管財人の男性弁護士を多治見署に刑事告発する方針。弁護士が同法違反で告発されるのは全国的にも珍しいという。

 関係者によると、タイル製造会社は数年前に破産。破産管財人は在庫製品数千トンを処分代約1000万円で、この業者に依頼した。業者は敷地内に運び込み、一部は倉庫に保管したものの、大半は野ざらし状態で保管していた。

 県によると、自社の産廃を運搬するには県の許可は不要だが、他人の産廃を運搬するのは県の許可が必要。県は、この業者が実質的な産廃を「有価物」と装って敷地内に持ち込み、処分代金を違法に得ていたとみている。

 県は07年末以降、自社の建築廃材などを過剰に保管していたとして、この業者を口頭で改善指導。タイル製品についても問いただしたが、業者は「輸出するつもりだった」などと話していたという。 一方、この業者に処分を依頼した破産管財人の弁護士は岐阜新聞の取材に対し、「しっかり処分していると思っていた。もし処分がされていないのであれば適正に処分したい」と話している。