幻想的だけどクサい…トルコの人気観光地で起こる、写真では気づけないこと

[2014/10/18]

世界有数の親日国としても有名なトルコ。アジアとヨーロッパの間にあるので両方の雰囲気が楽しめ、世界3大料理のひとつであるトルコ料理を味わえるのもいいところ。また、カッパドキアなどをはじめとした有名な世界遺産もあり、日本でも人気の海外旅行地のひとつです。

しかし、そんな素敵なトルコにも、気を付けたいことやちょっとした欠点(?)もあります。今回は、トルコの人気観光地に行って気づいたことを紹介していきます。

●パムッカレ、滑るかどうかはあなた次第

世界的にも珍しい大規模な石灰棚のパムッカレは、石灰を含んだお湯が階段を降りていっているようなつくりになっています。段ごとに浅い温泉のようになっていて、深さはふくらはぎくらい。せっかく来たんだから…という思いから、観光客のほとんどは靴を脱いでぬるま湯の中に入っていきます。

ここで注意したいのが、「石灰を含んだお湯」ということです。普通のお湯とは違ってぬるぬるしているため、かなり滑ります。多くの観光客がいる中で滑って転ぶのはかなり恥ずかしいうえに、びしょ濡れになってしまい悲惨な状態に…。滑って転んで、状況的にもスベっている…という最悪な展開になりかねないので、歩くときは細心の注意を。

ちなみに筆者が足を運んだ際にも、トラ柄の服をきた大阪のオバサマがはしゃぎすぎてしまい、気持ちいいくらいダイナミックに転んでいました。しかし、びしょ濡れになったオバサマは「トラが泣いてしまったわー」と、逆に外国人も含めた周りにいた人の笑いをとっていました。滑ってもスベらない…。海外でも大阪おばちゃんパワーは通じる、ということを学びました。

●視覚的には幻想、臭覚的には現実

イスタンブールには、ブルーモスクと呼ばれる歴史的建造物があります。ブルーモスク内は絨毯が敷かれていて土足禁止となっているため、入る時には靴を脱ぎ、靴入れ用のビニール袋に入れて中に入ります。中はステンドグラスやシャンデリアなどの装飾があり、時間を忘れて見入ってしまうほど綺麗で感動的です。

しかし、幻想的な世界へ浸っているときに、現実へ引き戻されるくらい気になることがあります。それは、ニオイ…。全員が靴を脱いで入るので、足のニオイがそこらじゅうに漂っているのです。

建物内にはいろんな国の人が大勢いるので、それぞれの国の独特のニオイが合わさり、協奏曲のような絶妙なハーモニーと表現したくなるようなニオイが…。ひとりひとりの力は小さくても、みんなの力を合わせれば大きな力になる、という言葉が身に染みるような体験でした。

このように、素敵なトルコのちょっと気になったポイントを紹介しましたが、当然楽しいこともいっぱいあります。街を歩いていると、日本人というだけで「一緒に写真を撮ってほしい」と頼まれるほどの“ザ・親日国”な体験もできました。トルコに行けばきっと、印象的な思い出がたくさんできますよ!

(文/しらべぇ編集部・八木彩香)

 

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