介護保険で住みやすく? かこじぃ、かこばぁの知恵袋

2019/6/29 05:30 神戸新聞NEXT

かこじぃ(80)、かこばぁ(74)は、兵庫県東播地域で2人暮らし。慣れ親しんだわが家だが、最近、少し不便を感じている。住宅改修にかかる費用の支給や、暮らしを支える用具のレンタル制度があると聞き、同県加古川市介護保険課の浜田愛さんたちを訪ねた。

かこじぃ 最近、家の中でよくつまずくし、風呂も床がタイルでつるつる滑るんじゃ。

浜田さん 転ぶと骨折や入院につながりかねませんね。介護保険制度の要介護・要支援に認定されると、在宅での暮らしを支えるため、住宅改修費支給▽福祉用具貸与▽特定福祉用具購入費支給-のサービスが受けられます。

かこばぁ 住宅改修は、どんな工事が対象になるの。

浜田さん 手すりの取り付けや、段差の解消が代表的です。段差解消は、玄関先の階段をスロープに変えたり、床のかさ上げで敷居との段差を埋めたりします。かこじぃさんの言うお風呂は、床材を滑りにくいものに変更する工事で対応できます。

かこじぃ どうやって進めたらいいんじゃ。

浜田さん まずは本人とケアマネジャーさんら専門家、家族が話し合って、生活のどこに不便を感じるかを確認します。本人が普段の生活で慣れてしまっていても、専門家が改修を勧める場合もあります。例えば、玄関から上がるとき、壁や家具で手を支えているなら、手すりの方が安全です。工事の前後に申請書を市役所に提出してもらいます。

かこばぁ お金はどれくらい戻ってくるの。

浜田さん 20万円までの費用を上限に、7~9割を支給します。割合は収入に応じます。加古川市では年間約1千件の利用があり、平均十数万円を支給しています。便器の取り換えなどは費用が高額になりますね。

かこじぃ あんまり、金をかけられんのじゃ。

浜田さん 介護保険サービスのほかに、より大がかりな工事向けの「住宅改造費助成事業」があります。加古川市の場合、介護認定がなくても高齢者のいる世帯であれば利用できますが、所得制限や細かい助成条件がありますので、よく確認してください。

かこばぁ レンタルの福祉用具にはどんなものがあるの。

浜田さん 車いすや電動ベッド、歩行器などがあり、自己負担額は1~3割。デイサービスなど、ほかの介護サービスとの合計で支給限度額が決まってます。ケアマネさんが生活全体のバランスで何を借りるか考えてくれます。

かこばぁ 購入費を支給してくれる「特定福祉用具」って?

浜田さん 入浴や排せつに使う用具で、年間10万円の購入費を限度に7~9割を支給しています。ベッド脇に置くポータブルトイレや、お風呂の中で腰掛ける「浴槽台」などがありますよ。

かこじぃ レンタルや販売はどこでやってるんじゃ。

浜田さん 大手のレンタルショップや、福祉用具の専門店で取り扱っています。専門店の中には改修も頼めるお店もあります。

かこばぁ 改修工事の業者選びはどうしたらええのかしら。

浜田さん 周囲で改修した人に聞いてみてはどうでしょう。要介護・要支援認定のある人はケアマネさんに、そうでない人は地域包括支援センターに相談してください。(まとめ・広岡磨璃)
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床の滑り止めも住宅改修費支給の対象となります。
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