英国:世界最大「モナリザ」の絵

【欧州総局】「モナリザ」の絵が英国西部レクサムのショッピングセンターに完成し、28日に除幕された。地元の小学生や芸術家らがビニールタイルの床に描いた。直径17.5メートルの円形で、モナリザの絵としては世界最大という。手掛けた人は「顔を描くのに1週間以上かかり、最も難しかった」と話していた。

INAX 伊のタイル国際展示会「チェルサイエ」に6年連続出展

(株)INAXでは、さる9月30日~10月3日の期間、イタリア・ボローニャで開催されたタイル・住宅設備機器の国際展示会「チェルサイエ」に、日本企業として唯一出展した。同社の出展は2004年以来6年連続。

「チェルサイエ」は今年で27回目となる世界最大規模のタイル・住宅設備機器国際展示会で、約18万平米の展示スペースにヨーロッパを中心とする世界各国のメーカーが出展する。今年の出展者数は34カ国から1036社。来場者数は8万3137人だった。
INAXは「JAPANESE TILE WORLD」をテーマに、新商品も含め約30種類のタイルを展示、立体的で陰影の美しいタイルと格子や畳を組み合せた空間展示など、贅沢で落ち着いた和の世界を表現した。特に斜めカットや穴の開いた意匠の外装タイル「陶匠シリーズラスコー」は個性的なデザインが高く評価され、イタリアのタイル雑誌の表紙も飾った。また内装タイルでは、健康建材『エコカラット』が湿度調整機能やVOC(揮発性有機化合物)吸着機能で今年も来場者を驚かせるなど、欧州各国、ロシアなどの業界関係者から注目された。

太陽光発電、体感して

滋賀県東近江市川合町の京セラ蒲生工場で28日、太陽光発電を体感できる「京セラ滋賀グリーン&エコガーデン」の完成式典が行われた。

 東近江市が8月に経済産業省の次世代エネルギーパークの一つに認定され、環境をテーマにした体験活動を行うエコツアーの構想があったことから、拠点の一つとして、京セラが環境負荷低減商品であるLED照明の生産を行う同工場入り口の一角に整備した。

 施設は約70平方メートルあり、芝生や廃材を再生加工したタイルが敷き詰められ、太陽光発電のパネル10枚が設置してある。

 式典には西沢久夫市長や栂孝義同工場長ら40人が出席し、テープカットを行った。参加者らはLED灯をつなげたパネルを手で覆うと光が弱まることを確認していた。

 エコツアー第一陣は29日、大阪産業大の学生が同工場を訪れ、同市妹町の廃食油のリサイクルの拠点施設「あいとうエコプラザ菜の花館」も見学する。

車に衝突 バイクの男性死亡

27日午前7時50分ごろ、さいたま市桜区田島の国道17号バイパスで、同区西堀の会社員、朝妻仁司さん(32)のバイクが、渋滞で止まろうとした同市北区のタイル工の男性(70)のワンボックスカーに衝突。朝妻さんは頭などを強く打ち間もなく死亡した。

 浦和西署によると、現場は片側3車線の直線道路。前方の信号が青になったが渋滞していたため、ワンボックスカーが止まろうとしたところ、後方から朝妻さんのバイクが衝突したという。

100コアの汎用プロセッサ「TILE-Gx100」が登場 – 米Tilera

米Tileraは10月26日(現地時間)、マルチコアプロセッサの新製品「TILE-Gx」を発表した。x86プロセッサなどの汎用プロセッサとして機能するものだが、その最大の特徴は最大で100コアのプロセッサコアを内蔵したプロセッサデザインにあり、メニイコアの時代に先鞭をつける製品となるかもしれない。

Tileraは2007年に設立されたばかりのベンチャー企業で、ファブレスの半導体メーカー。同年に初のプロセッサとなる「TILE64」と、マルチコアプロセッサ環境でのプログラミングを容易にする「Multicore Development Environment (MDE)」の発表で市場デビューを飾った。同社CTOで米マサチューセッツ工科大学(MIT)教授でもあるAnant Agarwal氏はISSCCなどの半導体会議の場で何度もメニイコア化が進む業界のトレンドを喧伝しており、こうしたプロセッサをいかに設計し、効率的なプログラミングを実現していくかが重要だと訴えている。

今回発表されたTILE-Gxは16コア、36コア、64コア、100コアの4種類のプロセッサデザインが発表されており、従来プロセッサと比較してさらに消費電力あたりのパフォーマンス(PPW)を引き上げることが可能だという。TILEの名称で示されるようにプロセッサコアはタイル状にプロセッサダイに配置され、二次元の格子状に配置された配線「iMesh Interconnect」を通してプロセッサ間通信を行っている。またDynamic Distributed Cache (DDC)と呼ばれる技術を通して、個々のコアが持っているキャッシュをプロセッサ全体で共有することが可能。

TILE-GxシリーズはTSMCの40nmプロセスルールで製造され、動作クロックは1.5GHz、消費電力は10-55Wの範囲となる。前モデルのTILEProと同様にプロセッサ内にメモリコントローラやI/Oを内蔵する。64ビットプロセッサとなっており、個々のコアは32KBのL1 I-キャッシュ、32KBのL1 D-キャッシュ、256KBのL2キャッシュ、26MBのL3キャッシュを搭載している。SMID命令のサポートのほか、On-chip MiCA (Multistream iMesh Crypto Accelerator)と呼ばれる暗号化のハードウェア支援、RNG (Random Number Generator)を搭載する。またmPIPEと呼ばれるC言語でのプログラムが可能なハードウェア型パケット処理エンジンを搭載しており、ワイヤスピードでのパケットのクラス化やロードバランス処理が可能になっている。

Tileraによれば、TILE-Gxの市場ターゲットは企業ネットワークやマルチメディアなどの配信インフラ、クラウドなどでのWebサーバやアプライアンス用途での利用を想定しているという。ローエンドのTILE-Gx16は低コスト用途を、ハイエンドのTILE-Gx100はより高いパフォーマンスを必要とするアプリケーション用途を想定している。サンプルの出荷時期はTILE-Gx36が2010年第4四半期を予定しており、残る3製品もそこから半年以内にロールアウトされる予定。

明治時代の公衆浴場再現 山代『古総湯』の起工式

来秋完成予定
 加賀市山代温泉で明治時代にあった公衆浴場を再現する「古総湯」の起工式が二十四日、同温泉で開かれた。完成は来年秋の予定。

 式には、大幸甚市長や田中美絵子衆院議員、岡田直樹参院議員、次期市長の寺前秀一氏ら約百人が出席した。大幸市長は「伝統を後世に引き継いでくださいますよう願っています」とあいさつ。山代温泉財産区管理会の永井俊二郎会長とともに、くい打ち初めし、工事の安全を祈った。

 古総湯は木造二階建て、延べ床面積約二百八十平方メートルで、一八八六(明治十九)年に建てられた「総湯」を復元。当時の総湯は、公衆浴場として浴室の壁や床に日本初のタイルを使用し先進的な建築として注目を集めていた。 (池田知之)

“お色直し”でれんが色に

甲府市中心街の市道「かすがも~る」の舗装が3年ぶりに“お色直し”される。併設する歩道と同じ、れんが色に舗装し、街並みとの一体感を図る。
 かすがも~るは、もともとタイル舗装だったが、車両通行規制が解除されたことに伴い、2006年に黄土色のカラーアスファルト舗装に切り替えられた。しかし、ガス管敷設工事で一部が黒色のアスファルトに舗装されたことに加え、最近は大半でカラー舗装がはげ落ちていた。
 舗装工事はガス管敷設工事を行った東京ガス山梨が復旧工事の一環として実施する。舗装に当たっては、同社と市、地元商店主が協議し、周辺の景観とマッチするよう全面をれんが色とすることとした。
 早ければ11月にも着手する方針。かすがも~るでは横断歩道が銀座通りと交差する場所に移設されたほか、歩道の点字ブロックも再整備されており、かすが商店街振興組合の木造雅隆理事長は「買い物しやすい環境が整備されるのは喜ばしい」と話していた。

おいでよ門司港 児童ガイド 特訓中!! 観光案内へ建物の歴史学ぶ

門司港レトロ地区の歴史を地元児童が学ぶ「門司港観光ガイド育成塾」が18日、門司区の老松市民センターで開かれた。門司港の観光アドバイザー内山昌子さん(69)が門司港駅などレトロ建築の建築年の見分け方を「明治時代はれんが製、大正は木造、昭和はコンクリート製が目安」などと講義した。

 門司区役所が毎年企画。3回目の今年は、近くの門司中央小と門司海青小の5年生84人が参加。11月まで、歴史や文化をテーマに計8回の講義や実習を受け、最終回は実際に観光客を案内する。

 この日、内山さんは、一見すると石造りに見える旧大阪商船(1917年建築)の建物を「木造モルタル塗の上にタイルを張った」と紹介。九州鉄道記念館の赤れんがに被弾の跡が残っていることも説明した。門司中央小の酒井優斗君(11)は「いろんな建物が戦争に関係していて驚いた」と話していた。

=2009/10/20付 西日本新聞朝刊=

塩の部屋で温熱療法

全面が塩のタイルで覆われた温熱施設「ソルトスタジオ」(兵庫県尼崎市)が話題を呼んでいる。温度を41度、湿度を45%に保ち、血圧や心拍数を上げないで体温を高め、代謝を活発にさせるのが特徴。塩の効果で、水虫のもととなる白癬(はくせん)菌なども寄せ付けないという。タイルの裏側には発光ダイオード(LED)が埋め込まれ、光によるリラクセーション効果もある。温熱療法や、要介護認定者のリハビリ型デイサービスとして利用されるケースが多いという。問い合わせはソルトスタジオ(06・6411・8001)へ。

温暖化抑制を実証 大阪市「緑のカーペット・カーテン」

大阪市がヒートアイランド対策の一環として、公共施設の屋上や壁面で実施してきた「緑のカーペット・カーテン」の温暖化抑制効果が実証された。サツマイモやヘチマの葉やつるを本庁舎や学校の屋上や壁面で育ててきたが、夏場の強い日差しを遮り建物の高温化を防ぐとともに、葉から水蒸気を出す「蒸散作用」が周囲の気温を下げる効果が確認されたという。
市緑化普及担当課によると、5、6月に本庁舎屋上の105平方メートルに計224株のサツマイモの苗を植えた。水耕栽培と土栽培で別々に育て、8月には繁茂した葉がカーペット状に育った。

 8月下旬に本庁舎屋上の表面温度を測定したところ、タイル部分の温度が41度だったのに対しサツマイモの葉の部分は30度だった。また、真夏の晴天の日の日中に、水耕栽培のサツマイモの葉から出た水分蒸散量は約460リットル。この蒸散作用による1時間当たりの外気の冷却能力は、6畳用エアコンに換算すると、10台分に相当するとのデータが出た。

 今福小学校(城東区)では、校舎壁面にヘチマのつるを伝わせる「緑のカーテン」を実施。夏場の朝日が照射する時間帯で「カーテン」がある教室とない教室では、5度近くの温度差があった。さらに児童から「緑があるととても涼しくて気持ちがいい」などの声が上がっており、清涼感を与える効果があることも分かった。

 平松邦夫市長は「植物でもサツマイモは特に蒸散作用が強いことが分かった。市民にヒートアイランドへの取り組みを知ってもらえれば」としている。

 本庁舎屋上で収穫したサツマイモのつると葉は14日、平松市長と市内の園児が天王寺動物園(天王寺区)のゾウにプレゼントする。