7月14日14時42分配信 サーチナ
北朝鮮の最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)総書記はこのほど、新設された大同江(テドンガン)タイル工場を視察し、タイルをはじめとする建材製造に力を入れるよう、指示を出した。新華社が北朝鮮メディアの報道を引用し、14日付で伝えた。
14日付の北朝鮮紙「労働新聞」によると、金総書記は視察中、同工場の自国資源を使用した生産体制を高く評価した。このほか、「都市や農村の建設現場では、高品質の建材への需要が高い。同工場は、需要を満たせるよう増産に努めるべきだ」などと語り、工場側に先進技術の積極的導入や、労働者の技術レベルの向上、製品の品質向上などを求めた。
一方、新華社では、「報道では、金書記長の写真5枚が掲載されたが、視察の具体的時間は報じられていない」とも報じるなど、健康悪化説がささやかれる金総書記の動静報道について、明言を避けた。(編集担当:金田知子)