[ベトナム株]10/1市況:両市場共に続落、地合い悪化を懸念、主力株安い

1) ホーチミン市場(HOSE)

 VNインデックスは、11.91ポイント(2.05%)下落し、568.99で終えた。売買高・売買代金共に減少した。第1節では僅かに反発したが、第2節では地合いの悪化が懸念され、売りが先行した。海外投資家は再び売り越しに転じた。

 株価:前営業日比で27銘柄が上昇、133銘柄が下落した。

 時価総額上位銘柄は、全面安の展開。バオベト保険(BVH)、DIC総公社(DIG)、総合フォワーディング(GMD)、リー冷蔵電気(REE)が大幅安だった。一方、タンタオ工業投資(ITA)とビンパールランド(VPL)は上昇した。キンド食品(KDC)は変わらずだった。

 サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、REE、ITAなどの取引が活発だった。

 海外投資家は売り越した。ベトコムバンク(VCB)、FPT、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ビナミルク(VNM)、ビンチャイン建設投資(BCI)などへ売りを入れた。一方FPTへは買いも多く入ったが、ネットでは僅かに売り越した。VNMは反対に買い越した。、ITA、第1ハティエンセメント(HT1)、KDCなどへも買いを入れた。

2) ハノイ市場(HNX)

 HNXインデックスは2.90ポイント(1.57%)下落し、181.39で引けた。売買高・売買代金共に大きくは変わらなかった。

 株価:前営業日比で、83銘柄が上昇、127銘柄が下落した。

 1兆ドン以上の時価総額上位銘柄も全面安の展開。ビナコネックス総公社(VCG)、バオベト証券(BVS)、サイゴンハノイ証券(SHS)などが大きく下げた。一方、キンバックシティグループ(KBC)は大幅に続伸した。

 金融関連銘柄で上昇したのは教育出版ファイナンス(EFI)のみだった。ソンダ銘柄では大幅高も依然目立ったが、ビナコネックス銘柄へは利益確定の売りも入った。

 海外投資家は買い越した。ベトナムダバコ(DBC)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、ホアンマイセメント(HOM)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などへ買いを入れた。一方、VCG、キムロン証券(KLS)、ビナコネックス高級タイル(VCS)、ハイフォン証券(HPC)などへは売りを入れた。

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