よみがえる大正の名物ビル 大阪・中之島で復元進む

朝日新聞デジタル 2012年10月3日7時47分

よみがえる大正の面影――。大阪市北区中之島で建設中のオフィスビル「ダイビル本館」(地上22階、地下2階)で、2010年に取り壊された大正期の名物ビル・旧ダイビル本館の外観を復元する工事が進み、懐かしい中之島の顔が姿を見せ始めた。

新本館の1~6階部分に復元した。元のビルから位置や大きさが変わったが、復元部分の9割以上に旧本館のれんがを再利用し、装飾の石材の一部も活用。1925(大正14)年の建設当時の外観をよみがえらせる計画だ。内装も床タイルなどを再利用し、旧本館の1階エントランスホールのデザインを再現する予定だ。

新本館は2013年2月末に完成し、旧本館部分の1、2階に店舗、4階にカフェテリアなど、4~6階にはオフィスが入居する予定だという。(戸村登)

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