3月7日15時34分配信 烏丸経済新聞
京都カラスマ大学は3月7日、COCON烏丸(京都市下京区烏丸通四条下ル)1階アトリウムで公開ワークショップ「KAZ TAP公開ワークショップ~足でリズムを鳴らしてみよう」を開催した。
講師は熊谷和徳さん。1977年仙台市の生まれ、5歳でタップダンスを始め19歳で渡米。NYと東京を拠点に活動している。今回の授業はライターの高橋マキさんが企画。「建築家・隈研吾さんが意思をもって残された古い寄木細工のタイルでリズムが刻まれ、吹き抜けの高い天井の下で歓声が上がる―そんな週末の午後を想像しただけでワクワクした」と高橋さん。
高橋さんは、授業形態を「公開」とした理由を、「京都カラスマ大学の取り組みをできるだけたくさんの人に知ってもらいたいという思いもあるが、生徒さん以外の『京都の街の誰か』とも新しい発見や出会い、学びの喜びを共有できれば」と話す。
定員は20人だったが早々に満員に。女性受講者が多く、当日は熊谷さんのデモンストレーション、基本のステップ、短い振り付けのレッスンやグループ発表を行った。飛び入りで参加した子どもの姿や、パブリックスペースのためCOCON烏丸への一般来館者も立ち止まってワークショップを見る姿も。
「身体が楽器になって、しかも世界中のことばが通じない人とでも、子どもでもおじいちゃんでも、誰とでもコミュニケートができる」と高橋さん。
3月28日には松尾大社拝殿(西京区)で「熊谷和徳×松井美路子“タップ×オペラ!”スーパープレミアムライブ」を開催する。