文化審答申:所沢「旭橋」、西洋建築様式が評価 国の登録有形文化財へ /埼玉

6月20日12時1分配信 毎日新聞

 国の文化審議会は19日、所沢市御幸町の「旭橋」を国の登録有形文化財(建造物)に登録するよう、塩谷立文部科学相に答申した。幾何学的なデザインが施された西洋建築様式が取り入れられている点が評価された。登録されれば建造物では県内で125件目。
 旭橋(長さ10メートル、幅12メートル)は鉄筋コンクリート造り。1930(昭和5)年に東川に架けられた。両端の親柱には赤御影(みかげ)石が使用され、西洋風の彫刻が施されている。欄干は白タイル張りの連続アーチで飾られている。
 登録有形文化財制度は、消滅の危機にさらされている文化財の保存を目的に96年から文化庁が始めた。建築から50年以上経過した建造物が対象。【西田真季子】

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