おいでよ門司港 児童ガイド 特訓中!! 観光案内へ建物の歴史学ぶ

門司港レトロ地区の歴史を地元児童が学ぶ「門司港観光ガイド育成塾」が18日、門司区の老松市民センターで開かれた。門司港の観光アドバイザー内山昌子さん(69)が門司港駅などレトロ建築の建築年の見分け方を「明治時代はれんが製、大正は木造、昭和はコンクリート製が目安」などと講義した。

 門司区役所が毎年企画。3回目の今年は、近くの門司中央小と門司海青小の5年生84人が参加。11月まで、歴史や文化をテーマに計8回の講義や実習を受け、最終回は実際に観光客を案内する。

 この日、内山さんは、一見すると石造りに見える旧大阪商船(1917年建築)の建物を「木造モルタル塗の上にタイルを張った」と紹介。九州鉄道記念館の赤れんがに被弾の跡が残っていることも説明した。門司中央小の酒井優斗君(11)は「いろんな建物が戦争に関係していて驚いた」と話していた。

=2009/10/20付 西日本新聞朝刊=

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