賃貸住宅向けリノベーションや建材・設備の販売などを行うアップ(大阪府北区)は、同社が賃貸住宅オーナー向けに提案する“オーナー支援アイテム”の第3弾「芦屋Style Wood(スタイル・ウッド)」の販売を強化する。
同商品は表面にさまざまな種類の木材シートを張った木製タイル。9mm、15mm、21mmと3種類の厚みがあり、凹凸をつけて施工する。空室物件の壁面に施工することで高級感や印象度を高め、入居の促進効果を狙う。
「今年4月から販売をスタートし、すでに80室以上に施工しました。部屋全体に施工するものではなく、1カ所に施工し高級感をアップさせます。施工物件はいずれも好評で、すぐに空室を解消できました」(楠本公哉社長)
表面の柄はウォールナットやチェリー、楡、チーク、バーザメープルなど。スタンダードタイプ3種類とハイグレードタイプ5種類からなる。新たな形状として長方形型に加え、正方形型がリリースされる。
「オシャレなイメージを追求しつつ、コストバランスを考えて開発しました。部屋全体に施工する必要がないのでコストを抑えられます。香川県高松市で手掛けた案件では、4平方mあたり6万円程度のコストで施工できました。広告料が全国的に高騰していますが、この商品は広告料と同等、あるいは広告料よりも安い投資で部屋のイメージをアップできます」(11月9日号)