被害30万円増、浸水49棟に チリ大地震津波

 宮城県が3日まとめたチリ大地震に伴う津波の被害状況によると、同日午後4時現在の被害総額は2532万円だった。前日比べ30万円ほどの増加で、水産業を中心に被害の把握が難航している。

 東松島市の県漁協鳴瀬支所管内で、カキの養殖施設計5基が破損したことが新たに判明。被害額は概算で5万円で、水産業関連被害は計596万円となった。女川町では観光施設マリンパル女川前の歩道のタイルがはがれたほか、近くの駐車場の精算機が水ぬれで故障したことが分かった。

 女川町の住宅6棟で浸水していたことが新たに分かり、県内の床上浸水は1棟増えて4市町で6棟、床下浸水は5棟増の3市町43棟となった。

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