改修工事が完了した京都府舞鶴市与保呂の貯水池「芦ノ町池」で16日、地元の小学生と住民が描いたタイル画の記念モニュメントが除幕された。
与保呂川源流付近にある貯水池は、1908(明治41)年に旧海軍の上水道建設に関連して、住民が農業用水を確保するために造成した。老朽化した堤を、京都府が3年前から約1億9千万円かけて改修していた。
この日は、与保呂小の5、6年生58人が堤に集まり、モニュメントを除幕した。タイル画約80点には、桜、紅葉などの自然や地元に伝わる「蛇切岩(じゃきりいわ)伝説」にちなんだ場面が描かれている。
ため池改修に関する住民組織代表の石束輝己さん(75)は「子どもたちは成長しても池のことを思い出してほしい」と話している。