西日本鉄道(福岡市)が27日に筑紫野市紫2丁目に開業する天神大牟田線の新駅「紫駅」の竣工(しゅんこう)式が26日、同駅コンコースであった。壁などの色には、地名や地元のまちおこし運動「紫プロジェクト」にちなんで紫を使い、環境にも配慮した駅舎が関係者に披露された。
紫駅は同線では三国が丘駅(小郡市)以来、18年ぶりの新駅。西鉄二日市‐朝倉街道間(2440メートル)に約7億円かけて設置された。普通列車のみ上下204本(平日)が停車し、一日約6600人の利用が見込まれている。福岡(天神)駅までの運賃は大人普通330円。
駅舎前に風力・太陽光発電を利用した照明2本を設置し、駅舎内の床にはリサイクル材のタイルを使用。駅名も紫色で表示している。竣工式で柳信治・西鉄鉄道事業本部長は「将来まで地域に愛される駅になると思う」とあいさつした。
=2010/03/27付 西日本新聞朝刊=