新しい音楽体験を具現化したい――「Walkman Phone, Premier3」が“3”である理由

3月3日12時13分配信 +D Mobile

開発陣に聞く「Walkman Phone, Premier3」:“Walkman Phone”シリーズの第2弾として登場したソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Walkman Phone, Premier3(プレミアキューブ、以下Premier3)」は、「ミュージックスタイル」「シアタースタイル」「ケータイスタイル」という3つのスタイルにより、音楽や映像サービスの“聴く/観る/拡がる”を満喫できる。

 一足先に発売された「Walkman Phone, Xmini」は、“ウォークマンありき”というコンセプトのもと、音楽機能に絞ったモデル。一方、Premier3は音楽機能はもちろん、ワンセグやEZ・FM、おサイフケータイ、GPS、Bluetooth、FMトランスミッター、グローバルパスポートCDMA、319万画素カメラなど、トレンド機能やauの新サービスにももれなく対応する。

 Premier3はどのようなコンセプトのもと、どんなターゲット層を想定して開発されたのか。ソニー・エリクソンの開発陣に聞いた。

●Xmini、そして本家ウォークマンとの差別化

 ソニー・エリクソンはPremier3やXmini以前も、「ウォークマンケータイ W42S」「ウォークマンケータイ W52S」といった“ウォークマン”の冠を付けたケータイを開発してきた経緯がある。

 「ソニー・エリクソンは音楽については認知度のあるメーカーだと自負しています。それに加え、KDDIさんは着うたの文化を立ち上げたので、KDDIさんとソニー・エリクソンでがっぷり四つに組むことで、新しい音楽のユーザー体験を具現化するモデルを作りたいという話をしてきました」と商品企画担当の宮澤氏は話す。その1つとして開発されたのがXminiだ。

 Xminiはケータイではなく“ウォークマンとして使えること”を前提として開発されたが、Premier3は逆のアプローチを採り、「ケータイで音楽を楽しむにはどうすべきか」を改めて深く考えたという。その答は「Premier3」という製品名に集約された。

 Premier3の「3(キューブ)」は3乗を意味し、3つのスタイルで音楽や映像サービスを楽しむというコンセプトが込められている。当初は「トライフォルムウォークマン」という名称にする案もあったという。

 「閉じた状態では音楽プレーヤーとしてすべての音楽操作ができ、横に開くと音楽や映像を観て楽しめます。縦に開くと、(専用の)音楽プレーヤーにはないケータイならではの音楽体験を得られます。つまりその場で着うたフルや着うたフルプラスなどの音楽コンテンツをダウンロードできるわけです。これは本家ウォークマンとの大きな差別化になると考えています」(宮澤氏)

 また、W52Sの反省も踏まえ、本体のスピーカーはモノラルを採用し、小型化を優先した。そして「スピーカーを使うのは自宅が多い」(宮澤氏)との考えから、付属の卓上ホルダにステレオスピーカーを搭載した。このほか、2GバイトのmicroSDやリモコンも付属し、BluetoothやFMトランスミッターにも対応する。

 「音楽を聴くのは家と外出先、車の中が多い。Premier3なら、この3カ所で音楽を十分楽しめます。付属品を充実させたのも、Premier3でもれなく音楽生活を楽しんでほしいと考えたからです」(宮澤氏)

 「Premier」には「デザインの上質感」と「機能の充実」という2つの意味がある。

 「Premier3は“ケータイありきのWalkman Phone”なので、ケータイとして高級感のある上質なデザインを目指しました。また、今までケータイでは音楽を聴かなかった人にも音楽を楽しんでほしいという想いがあったので、いかにもミュージックプレーヤーというデザインではなく、ぱっと見て『すごくかっこいい』と思ってもらい、そこから音楽に入ってもらうようアプローチしました。機能も、足りないものはほとんどないと言えるくらい充実させました」(宮澤氏)

 製品名をこれまでの「ウォークマンケータイ」から「Walkman Phone」に変えたのは、「高級感のあるデザイン+音楽に特化するため」だという。「W42SとW52Sも音楽機能を訴求しましたが、Walkman Phoneではさらに音楽に特化し、ケータイとしても昇華させたかったから」と宮澤氏は説明する。

 また、W42SやW52S、そしてXminiと、これまでのウォークマン系の機種はすべてスライドボディを採用したが、Premier3では「デュアルオープンスタイルの方が今回のコンセプトにふさわしい」(宮澤氏)との考えから、スタイルを変更した。海外向けのウォークマンケータイも含め、ウォークマン系の携帯でデュアルオープンスタイルを採用するのはPremier3が初となる。

●「のり」ではなく「かんぴょう」!?――小型化したヒンジ

 Premier3が採用した、ディスプレイが横にも開くシアタースタイルは、2006年に発売された「W44S」を継承したものだ。W44Sは大きく突起したヒンジのインパクトが強烈だったが、Premier3ではヒンジの出っ張りはほとんどなくなり、すっきりした印象になった。機構設計担当の青野氏は、「Premier3のヒンジはぱっと見てもW44Sとは相当違いますが、この形に至るまでには相当苦労しました」と話す。

 「W44Sではキー側とディスプレイ側をフレキシブルケーブルでつないでおり、フレキシブルケーブルがヒンジの軸に巻き付く形になります。するとその分だけ軸の直径が増すので、ヒンジ部分が太くなってしまいました。そこでPremier3は、ヒンジの軸の中心に穴を空けて、細線同軸ケーブルを通す仕様にしました」(青野氏)

 「のり巻きののり(巻き付いたフレキシブルケーブル)だと太くなるので、かんぴょう(細線同軸ケーブル)を通したと考えると分かりやすいですね(笑)」とデザイナーの鈴木氏は説明する。

 「そのほかに、バネの構造を変えることでヒンジ機構自体も小型化しました。ただ、本体内部にヒンジを潜り込ませたので、本体の実装面積と部品を置くスペースが削られます。ここは基板サイズをうまく調整してなんとか収めました」(青野氏)

 大幅な小型化に成功したヒンジだが、右側面はわずかに突起している。この出っ張りを完全になくすのは、やはり難しいのだろうか。「ヒンジ自体をものすごく細くすれば可能だとは思います」と青野氏は言うが、見た目を優先してあえてこの形にしたという。

 「W44Sのヒンジを見て『何これ、ケータイ?』という(いい意味での)声もあったと思います。そこはデザイン上のアクセントとして残しました」(鈴木氏)

 Premier3の形状には、同じく横開きスタイルを採用するドコモの「P-01A」やauの「H001」にはない特徴がある。それは、ダイヤルキーの先端に“逃げ”のスペースを作ったことだ。

 「他社さんの(横開き対応)モデルは先端部に(縦開き用ヒンジの)壁がありますが、W44Sと同じくPremier3にはディスプレイ側に縦開き用のヒンジがあるため、この壁がありません。横に開いた状態でキー操作をするときの握りやすさを考えると、ここに逃げのスペースがある方がいいと思います」(鈴木氏)

●ボディ全体の薄型化と配色にも注力

 ヒンジだけでなく、どのスタイルでもデザイン的に違和感がなく、持ちやすくなるよう、ボディ全体の小型化にも注力した。「幅、高さ、厚さの3寸法を小さくしたのに加えて角を落とし、より小さく薄く見えて手にしっかりなじむ形を目指しました」と青野氏。しかし、角を削いだ分だけ部品の実装体積が減るので、その中で部品を収めるのは難しくなる。

 「バッテリーと基板を並列に置くか、重ねるか、それとも厚くて小さいバッテリーにするか、薄くて大きいバッテリーにするか……など、部品の構成は何パターンも考えました。製品版では、キーに近い部分にメイン基板があり、その上に主な部品を載せています。コネクタ類など長いものも、キーに近いところにまとめました。もう少し薄くできるパターンもありましたが、全体的なサイズのバランスを考え、ベストな構造を選びました」(青野氏)

 バッテリーがスペースの多くを占めるボディの裏側は、バッテリーカバーが斜めにスライドするようカットした。そして「斜めにカットすることででき上がった内部の空間に(通信用の)サブアンテナを搭載した」(青野氏)という。

 ワンセグのアンテナを完全内蔵タイプにしたことも、ボディの小型化と薄型化に貢献した。プロジェクトマネージャーの田上氏は「ワンセグの特性を考えるとロッドアンテナの方が有利ですが、薄型化を実現するために、ハードルの高い内蔵アンテナにトライしました。もちろん、ロッドアンテナと同等の感度を実現しています」と説明する。

 細かいところでは、microSDスロットがサイドキーの間にあるのが珍しい。サイドキーは再生、音量調節、早送り/巻き戻しの5つは必要だったため、最も自然な「音量調節、早送り/巻き戻し」と「再生キー」の間に配置した。スロットのカバーは、ほとんどの機種が採用する縦に開くタイプではなく、360度回転するタイプが使われている。

 「通常の(縦に開くタイプの)タイプだと(スロットカバーの)接続部が長く、すぐ近くにバッテリーがあるため、これ以上伸ばせませんでした。ACアダプタのカバーが回転式だと、充電中にプラプラして邪魔になりますが、microSDなら着脱するときだけなので、問題ないと思います」(青野氏)

 ボディカラーの配色にも注目したい。本体の表側と裏側のパーツごとに色を変えている機種はあるが、(パーツが表裏の2つのみなので)通常は2色しか使われない。しかしPremier3は表裏に左右を加えた4つのパーツで構成されており、パーツごとに計4色を使っている。

 「単に左右のパーツを重ねたただけでは本体が太くなってしまうので、4方向からパーツを組み合わせました。つまりパーツ同士が重なり合う部分がなく、どれか1パーツを取ると、解体されます」と鈴木氏。左右にさらに2色を加えたのは、「本体を閉じたときに帯がぐるっと1周したトラック形状を作りたかったから」だという。

●薄くて押しやすい「ブライトスクウェアキー」

 ダイヤルキーやソフトキーには、シート上に正方形のキーを配した「ブライトスクウェアキー」を採用した。

 薄型化に注力したケータイにはシートキーがよく使われるが、クリック感がなく操作性では劣る傾向がある。そこでPremier3では、シート上にさらに正方形のキーを乗せたキーを採用し、薄型化と操作性を両立させた。キー自体は小さいが、クリック感があり押しやすい。

 「このキーは、サイズや感触別にかなりの数を試作しました。キーはユーザーが一番触る部分なので、薄型化に注力しつつも優先的にスペースを使いました。最終的にはどのキーもクリック感があり押しやすくなりました」と鈴木氏は自信を見せる。

 さらに、「各キーの周囲に凹凸を付けてタイル状に区切り、通常のキーと同じ感覚で押せるよう配慮しました」と鈴木氏。ちなみに、タイル状のキー周辺部はダミーなので押しても反応はしない。

 本体を閉じた状態からワンタッチでLISMO Playerを起動できる背面のキーは、円形の下半分が窪む独特の形状を採用した。「キーが突起していると誤操作する恐れがあるので、極力フラットにしようと思いました。ただ、フラットすぎると押しにくくなるので、円の窪みの片側だけ押せるよう工夫しました」と鈴木氏は説明する。

●“広く横に”よりも“深く横に”

 “Walkman Phone”を満たす基準はやはり「音質」。「本家ウォークマンでも使うクリアオーディオテクノロジーがあるかどうか、これが一番重要です」と宮澤氏は述べる。

 「本家ウォークマンの基準をクリアしているか、社内で客観的なテストをもって検査します。最終的に、Premier3は本家と同等の高得点を獲得できました」(田上氏)

 ただし、ウォークマンが搭載するノイズキャンセル機能は、「ノイズを拾う回路を入れることでサイズが増してしまうので、技術的なことも含めてまだ達成できていません」と田上氏。ここは次期モデル以降の改善に期待したい。

 音質はもちろん、音楽プレーヤーの操作性にもこだわり、LISMO Playerを横向きの全画面で利用できるようになった。ソフトウェア担当の平澤氏は、「ただ横画面にするだけではつまらないので、前後の曲のジャケット写真を表示するようにしました」と話す。

 音楽再生画面のビジュアライザーも横画面に対応し、「ガイドを見なくても操作できるよう、視覚と操作感を合わせた画面作りにも注力しました」と平澤氏。待受画面の時計など、GUI(グラフィックユーザーインタフェース)はXminiと同じ部分が多いが、Xminiのように、本体色ごとに色が異なるFlashの待受画面は採用しない。

 横画面で操作ができるのは、シアタースタイルで利用できる「ワンセグ、LISMO Player、PCサイトビューアー、静止画撮影、フォトビューアー、音楽付きスライドショー、時計」が基本となる。横専用の待受画面はなく、横画面での文字入力もできない。

 「Premier3では音楽や映像など、コンセプトに特化した部分の開発に注力したので、“広く横に”というよりは、“深く横に”使ってもらうことを重視しました。横で文字を入力をするには、QWERTYキーボードが必要だと思います。それよりも、ビューアーとしての操作感を極めた方がいいのかなと」(宮澤氏)

 そんな宮澤氏が「隠れお勧め機能」だというのが、横画面でのカメラ操作だ。シアタースタイル時には左端に遊びの部分ができるので左手が固定しやすく、側面にシャッターキーがある。さらにレンズがボディ裏側の中心に近い所にあるので、指で隠れてしまうことも少ない。

 そのほか、ソフトウェアで進化したのが「フォトビューアー」だ。「Cyber-shotケータイ S001」と同じく、Premier3のフォトビューアーも、保存した日付順に写真を横1列で表示する「タイムライン表示」に対応する。各日にちの写真を選ぶと、その日の写真が縦に一覧表示するという仕組みだ。

 「S001のようにフォトビューアー専用のキーはありませんが、シアタースタイルならメニューの第1階層から呼び出せます。モーションセンサーはありませんが、横で撮影したものは横向きで記録されます」(平澤氏)

 よく連絡を取る人やよく使う機能をマップに表示する「MyOriginalMap」は、マップの拡大/縮小表示が可能になったほか、人物のアイコンから直接アドレス帳にアクセスして電話やメールを使えるようになった。ただしメールやLISMO Playerなどの機能アイコンから各機能に飛ぶことはできない。

 ケータイアレンジは5種類を内蔵するが、その中の「シンプル」では、メインメニューに本物のジャケット写真を使ったという。「CDのジャケット写真を1枚ずつ作って、それをケースに入れて写真を撮りました。待受画面では机の上にCDが何枚か並んでいるのですが、板の色や木目まで、かなり細かいところまで考えました」と平澤氏はこだわりを明かす。

●Walkman Phoneのこれから

 ソニー・エリクソンは、2008年のJ.D. パワー アジア・パシフィックが調査した携帯端末の顧客満足度調査(※)で1位を獲得した。この勢いを加速するように、2008年12月にXmini、2009年2月にPremier3を発売。そして3月にはS001の発売も控えており、端末需要が冷え込む中でも“攻め”の姿勢を崩さない。宮澤氏は顧客満足度1位を獲得できた最も大きな要因として「隅々まで気を遣って作っているから」と分析する。

※2007年8月~2008年7月に発売された携帯電話を購入したユーザー1819人を対象に実施したもの

 「ユーザーさんがソニー・エリクソンに期待するものは、ほかのメーカーとは違うところにあると考えます。携帯電話への期待+ソニー・エリクソンブランドへの期待にどう応えるか。この2つの軸がしっかりしていれば、我々にとってもユーザーにとってもいい商品になります」(宮澤氏)

 ソニー・エリクソンへの期待とは、「平たく言うと、一風変わったもの、尖ったもの、人とは違うもの」と宮澤氏。それらを具現化した製品の1つが“Walkman Phone”となる。Walkman Phoneの今後のシリーズ化にも期待したいところだ。

 「Cyber-shotやウォークマンなどのブランドに象徴されるAV機能は我々の強みです。最終的にはKDDIさんとの話し合いになりますが、我々のロードマップとしてはWalkman Phoneの継続は考えています」と宮澤氏。Xminiのような尖った製品か、それともPremier3のようなハイスペック路線か――Walkman Phoneのさらなる進化に注目したい。

県代表書家展:第一線で活躍の書家96人新作--横浜で開幕 /神奈川

2月12日12時2分配信 毎日新聞

 第一線で活躍する県内在住の書家の作品を集めた「県代表書家展」が11日、横浜市中区のゴールデンギャラリーで始まった。96人が1点ずつ新作を出品している。書の愛好家らが足を運び、一つ一つに見入っていた=写真。
 出展作は、墨付き鮮やかな大作をはじめ、絵のような文字や、青などの紙に書かれた力作も。約15年間、書を続けている横須賀市の石川和子さん(68)は「まだ下手なので勉強のために来た。書き手によって書風が違うので面白い」と話していた。
 ギャラリー近くの旧東急東横線桜木町駅舎では、特別企画「次代を担う新進作家展」も。30代~60歳代の書家43人の作品を集めており、タイルに色鮮やかな文字を書いた作品や、折帖(おりちょう)と呼ばれる折り畳み式の台紙に和歌を書いた作品もある。
 いずれも入場無料、17日まで。問い合わせ先は守玄齋・ゴールデン文具(045・201・7118)。【五味香織、写真も】

不要建材のリサイクル後押し 三和建設とkodo.ccが取引サイト

2月4日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 三和建設(大阪市淀川区)とkodo.cc(コードー・ドット・シーシー、三重県四日市市)の建設会社2社は、まだ十分使えるのに引き取り手が見つからず、やむなく廃棄されている不要な建設資材の流通を後押しする。インターネット上で売買を仲介する業界初の専用マッチングサイト「材クル」(http://www.zai-kuru.jp)はトップページ=の共同運営に乗り出した。

 建設業界のリサイクル推進を最大の目的に掲げる登録無料の会員制サイト。当初1年間で約5000社の会員獲得を見込み、3年後をめどに常時10万点以上の売り出し、品目の確保とサイト運営に必要な月間300万円程度の手数料収入を目指す。

 現場で余ったり使わなくなった資材・道具を抱えた建設会社の出品参加を促す。ネットオークションと違って事前に希望の売値や引き取り期限などの細かな条件を決めてもらい、最低価格1円から出品できるのが特徴。出品物をどこで受け取ればいいか分かるように所在地も明示し、買い手側が負担する運搬コストに配慮した。

 購入したい会員がサイト経由で申し込めば取引が成立し、売り手側は1品につき最低300円、1万円以上する品の場合は売価の3%を「材クル」に支払う仕組み。会員は建設会社に限らず間口を広げ、例えば在庫処分に活用したい卸問屋や日曜大工にリサイクル材を格安で手に入れたい個人なども登録できる。

 ただし、マッチング成立後の商品送付や代金の支払い、回収に関するすべての責任は売り手と買い手それぞれが負い、「材クル」はあくまで取引の場を提供する。

 1棟ごとの仕様が異なるビルやマンションの施工現場では、あらかじめ規格の決まった部材を工場で量産するプレハブ式の住宅建築と違い、不要材の発生が避けられない点が業界共通の課題になっている。

 しかも、建材用にカットされた後の木の端材や石膏(せっこう)ボード、タイルをはじめ、工具類や足場に使った金属製の仮設材、現場に並べる円錐(えんすい)形の標識「カラーコーン」とそれぞれ少量ながらも多岐にわたる。条件の異なった別の現場ではそのまま使えないケースも多い。保管場所の確保もコストがかかるため、現状では廃棄処分を選択する方が安上がりだという。

 三和建設の森本尚孝社長は「これまで施工業者間で情報をやりとりできるインフラが全く整っておらず、実際は近くに不要材を使ってもらえる現場が多く存在することに気付いていなかった」と新サイトの役割に期待を寄せている。

働く喜び 明日への一歩 福山市臨時職員が業務開始 広島

1月20日8時4分配信 産経新聞

 広島県福山市が緊急雇用対策として採用した臨時職員25人が19日、同市内で業務を始めた。期間は3月末までの予定だが、市は「採用された人たちにとって、今回の試みが次の仕事につながる一歩になれば」としている。

 募集の対象になったのは、事業主の都合で解雇されたり、派遣契約が更新されなかった人ら。市によると、50人の募集枠に、19~62歳までの65人が面接に訪れた。失職理由については、派遣契約が更新されなかったことの29件が最も多かったという。

 この日は、ゴミの分別収集作業や建物の修繕工事、事務作業で男女計25人が業務を開始。同市幕山台の幕山公民館では、8人が床材のタイルの張り替え工事を始めた。約1200枚を交換予定で、電動工具を使い、古い床材を撤去する作業などに取り組んだ。

 派遣社員として昨春まで住宅機器製造販売会社に勤務していた男性(56)は「働けるのはうれしいこと。しかし、私の年齢では、これから正社員として働くのは難しいのでは」と話していた。

 また、市では同日から市役所1階ホールに緊急雇用相談窓口を設置。昨年末から開設していた窓口を拡充したもので、平日の午前9~午後5時、失職者らの生活や雇用に関する相談などに応じる。

 ハローワーク福山によると、金融危機の影響で、福山市内などでは、特に液晶や自動車関連など製造業の雇用情勢が悪化しているという。

府の現代の名工:その道の技能を磨き、27人表彰 「明日の名工」9人 /京都

1月23日17時3分配信 毎日新聞

 府は20日、伝統産業を除く府内の各産業分野で優れた技能の持ち主が対象の08年度の「京都府の現代の名工」(優秀技能者表彰)と、若手向けの「明日(あした)の名工」(青年優秀技能者奨励賞表彰)の受賞者が決まったと発表した。表彰式は27日午後1時半、上京区の府公館で行われる。【武井澄人】
 86年度創設の「現代の名工」は、過去最多だった06年度と同じ27人が選ばれた。丹後地方のカニを使った「蟹(かに)調理」と、手の感覚だけでレンズを磨いて高精度の平面を生み出す「光学レンズ研磨」の分野は初の受賞。99年度創設の「明日の名工」は9人が受賞する。今回の受賞で、現代の名工は計509人、明日の名工は計123人になった。
 受賞者の氏名・年齢(表彰日現在)と職種、経験年数と住所は別表の通り。
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 【府の現代の名工】(50音順、敬称略)
足立ヨシ子 62 和服仕立    44年 西京区
飯聡    52 日本料理    32年 上京区
井崎憲一  62 石材加工    46年 宮津市
上田孝郎  65 和菓子製造   46年 北区
内村力   72 型枠施工    50年 伏見区
大江清司  60 建築板金    41年 綾部市
小國猛   58 かわらぶき   38年 京丹後市
織田邦雄  62 機械加工    46年 北区
小堂千尋  53 自動車整備   32年 北区
笠井博   79 酒造      61年 兵庫県
門野正宣  63 電気工事    46年 左京区
河田久夫  79 機械加工    30年 綾部市
小谷明宏  47 日本料理    31年 滋賀県
後藤平八郎 67 ふぐ調理    36年 下京区
佐野薫   45 光学レンズ研磨 27年 右京区
澤田時明  59 洋服仕立    43年 上京区
清水栄一  65 漬物製造    46年 北区
新治貢   67 写真      42年 福知山市
関照代志  67 和菓子製造   44年 上京区
田口茂雄  60 中華料理    41年 左京区
田村健一郎 61 タイル張り   34年 西京区
野村好徳  55 金型製作    37年 宇治市
畑中正教  69 建築大工    53年 北区
福山勝彦  76 蟹調理     57年 京丹後市
前川勝巳  66 畳製作     50年 上京区
森本隆三  70 日本料理    50年 東山区
安田昇   52 西洋料理    33年 南区
…………………………………………………
 【明日の名工】
川勝量寿  36 近代造園  16年 北区
木村紳一郎 36 かわらぶき 17年 右京区
澤邉浩貴  34 畳製作   13年 西京区
清水幸治郎 36 和菓子製造 17年 山科区
武田純一  34 日本料理  14年 宇治市
辻和豊   34 漬物製造  11年 左京区
西村智行  32 金属加工  12年 京丹後市
野村文孝  35 和服仕立  12年 山科区
番場大介  33 電気工事  14年 京丹後市

音楽CDのジャケットをアートとして楽しめる「LastFM Motorokr Screensaver」

1月16日14時34分配信 Impress Watch

 「LastFM Motorokr Screensaver」は、条件にマッチした音楽CDのジャケットをタイル状にランダム表示するスクリーンセーバー。Windowsに対応するフリーソフトで、音楽系SNS“Last.fm”内のWebサイトからダウンロードでき、編集部にてWindows XPで動作確認した。

 音楽をダウンロードで購入する文化が広まって以降、CDジャケットをじっくりと鑑賞する機会が減ってきている。しかし本来、CDジャケットは収録曲の顔であり、アーティストのこだわりも詰まっているので、楽曲と一緒にCDジャケットも楽しみたいところだ。

 歴史的な名盤と言われる音楽CDでは、CDジャケットそのものが有名になる場合もあり、楽曲を聴いたことがなくても、CDジャケットのデザインは知っているといった状況も少なくない。また、アーティスティックなデザインのCDジャケットをインテリアとして飾る人も多く、CDジャケットはもはやアートとしての地位を確立している。

 そんなCDジャケットをアートとして楽しめる「LastFM Motorokr Screensaver」は、音楽系SNS“Last.fm”に登録されているジャケット画像をタイル状にランダム表示してくれる。設定画面で“Last.fm”のタグまたはユーザー名を指定すると、関連する音楽CDのジャケットが表示される仕組みで、タイル状に並んだCDジャケットが回転しながら次々に入れ替わっていく。

【著作権者】Motorola, Inc.

【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)

【ソフト種別】フリーソフト

【バージョン】-

新春見本市:個性豊かな美濃焼並ぶ 多治見で開催 /岐阜

1月9日11時1分配信 毎日新聞

 多治見地区陶磁器工業組合連絡協議会に所属する4組合計31社と非加盟4社の「第38回美濃焼 新春見本市」が8日、多治見市東町のセラミックパークMINO1階展示ホールで始まった。9日まで。
 徳利(とっくり)や盃、タイルなど、それぞれ特産品を有する高田、市之倉、笠原、滝呂の4協同組合が個性豊かな新製品を出品。県内や愛知県瀬戸市などから訪れた商社と取引した。高田工組の藤本啓二専務理事の話では、各地区の特色を生かしたオリジナル製品が多く、量より質を重視した製品が目立つという。昨年並みの約800社との取引成立を目指している。
 瑞浪市総合文化センターでも8日、瑞浪地区と陶地区の組合合同の新春見本市「みずなみ四季の器」が始まった。9日まで。【小林哲夫】

トルコ土産物を限定販売 串本町観光協会(和歌山)

1月12日17時15分配信 紀伊民報

 串本町串本の町観光協会は11日、トルコの土産物の詰め合わせの販売を始めた。1袋1000円で、限定20袋。
 くしもと大橋が開通して10周年を迎え、橋ができて紀伊大島にあるトルコ記念館の入館者数も一気に増えるなど、トルコとの交流が進んでいることを記念した企画。観光協会では2年前からトルコの土産物を販売しており、今回それを詰め合わせて特別販売する。
 中身はトルコのお守りで目玉をかたどった「ボンジュック」やタイル、ブレスレット、小皿、小鉢など4、5点、2500円相当の品を詰め合わせている。すべてトルコ直輸入品という。
 問い合わせは町観光協会(0735・62・3171)へ。

日食に誓う永遠の愛2200万円 トカラ列島上空で結婚式

1月5日16時14分配信 産経新聞

 ■限定1組に問い合わせ30件

 7月22日の皆既日食に合わせ、チャーター機を使った結婚式プランが売り出されている。舞台は鹿児島県・トカラ列島上空。1組限定で、前日の宿泊費や挙式代を含めて2200万円と高額だが、既に約30件の問い合わせがあったという。

 販売しているのは近畿日本ツーリスト(KNT)。タイルを敷き詰めて式場に変身させた鹿児島空港(同県霧島市)の格納庫で式を挙げた後に離陸。約6分間にわたって日食を観賞し、式場に戻って披露宴を催すプランが検討されている。

 メーンは機上での指輪交換。重なった月と太陽が離れる瞬間に1カ所から太陽の光が漏れ出る現象「ダイヤモンドリング」が2人を祝福する。「プレミアムな感動を提供したい」と同社。別料金が掛かるが、チャーター機には新郎新婦のほかに4人まで搭乗できる。詳細は、KNTのラグゼ銀座マロニエTEL03・5524・6671。

キュー、「XenepicOnline Epic2: 天空の回廊」説明会を開催サービス3年目にして初の大型アップデートを今冬実施

12月19日14時35分配信 Impress Watch

 キューエンタテイメント株式会社は12月10日、Windows用MMORPG「XenepicOnline」の大型アップデート「Epic2: 天空の回廊」の説明会を、同作のデベロッパーである韓国DNC Entertainmentにて行なった。

 今回の説明会は、韓国にあるDNC Entertainment本社で行なわれたもので、「XenepicOnline」のアップデート内容について詳しい話を聞けた。実は「XenepicOnline」の大型アップデートは、「Epic2」という名前からもわかるとおり今回が初めてで、デベロッパーから再出発に対する熱い思いが感じられた。

 今回の大型アップデートでは、新マップ「天空の回廊」を始め、初めて登場するパーティ向け・ギルド向けのインスタンスダンジョン、そしてマイルームシステムと騎乗ペットシステムが盛り込まれている。早速、その内容をお伝えする。

■ 天空への旅が始まる、レベル120以上向けの新マップ「天空の回廊」

 まず最初に紹介したいのが、新マップ「天空の回廊」だ。「XenepicOnline」の舞台となる「ゼネピック大陸」の北部にあり、雪に閉ざされた山岳エリアの万年雪が異常現象により溶かされ、天空へと続く回廊の入り口が発見されたという設定から始まる。

 「天空の回廊」はフィールドマップとして大きく5つに分かれている。入り口にあたり、雪山から天空へと続く「ストレインジケイブ」と、さらに上へ行くと広がる「ノクタン分地」、「レキエム分地」、「ベラジウム分地」、「パーマメント分地」という構造だ。対象レベルは120以上という高レベル向けのマップになっている。マップの風景は見られなかったが、マップ全体は名前の通り天空へ続く道のりというイメージだという。

 そして登った先には「神々の天空中庭園」が登場する。「シベラス平原」、「アンザス平原」、「ボムバイル分地」、「モノロビ分地」、「ミュト分地」、「ラミア平原」、「メタポリス」、「ロベルン平原」、「アロバク高原」、「ヘレイン高原」と全10マップが用意された地域だ。こちらも「天空の回廊」の一部とされており、対象レベルは140以上。最初の5マップのさらに奥にあるコンテンツであり、天空へと続く様々な世界が展開されそうだ。

  実装スケジュールは、まず3月から最初の5つのマップが実装される予定で、「神々の天空中庭園」は4月以降の実装予定となっている。さらには2009年の年末には、ゼネピック大陸から離れた新規大陸の追加を検討中で、更なる世界の拡張が期待される。

■ 初のインスタンスダンジョンシステムが登場!

 今回の大型アップデートには、パーティ向けのインスタンスダンジョン「次元の狭間」と、ギルド向けのインスタンスダンジョン「ライムブルック」が実装される。インスタンスダンジョンの概念が「XenepicOnline」に導入されるのは今回が初めてだ。

・スコアボードで1位を狙え! パーティインスタンスダンジョン「次元の狭間」
 パーティ向けインスタンスダンジョン「次元の狭間」は、タイルの色などの雰囲気は変わるものの、常に同じ形をしたエリアがずっと続いているマップだ。街のNPCを通じて入場できるもので、レベル16から150以上まで10個のランクに難易度が区切られている。入場すると5つのステージが用意されており、各ステージに設定された「モンスターを倒す」や「ボスモンスターを倒す」といった条件を、制限時間内にクリアしていく。

 入場にはいくつかの条件が存在する。まず、入場アイテム「マナクオーツ」が必要となる。「マナクオーツ」はそのランクのレベル帯のモンスターを倒して入手できる材料アイテムで生産できる。入場の際には、パーティメンバー全員が1つずつ持っている必要があり、少々手間がかかる。

 入場するには、最低3人以上のパーティメンバーが必要。最大8人でパーティを組めるため、3~8人用のコンテンツとなっている。パーティ人数によってモンスター数や強さは変化しないため、安全を期すならば、なるべく8人集めて挑みたいところだ。

 ただし、入場するランクより上のレベル帯のプレーヤーは入場できない。それ以下のレベル帯のプレーヤーならば入場はできるが、内部はそう簡単なものでないという。開始後は途中入場も不可能だ。

 報酬には、一般的にモンスターからドロップされるアイテムと、クリア時間やモンスターの撃破などで加算された戦績によって貰えるアイテム、さらにはスコアボードに各ランクごとにランキングが作られ、その順位によって貰えるアイテムが用意されている。

 前の2つは装備や素材などといった永久的なものになるが、ランキングによって貰えるアイテムは制限時間付きのアイテムになるという。制限時間のあるアイテムを報酬にすることによって、繰り返し遊びながらパーティ同士の競争心を燃やそうという狙いが込められている。

・春夏秋冬の季節を基にしたギルドインスタンスダンジョン「ライムブルック」
 パーティ向けのみならず、ギルド向けにもインスタンスダンジョン「ライムブルック」が登場する。ギルド専用なので、ギルドに所属したプレーヤーのみ入場することが可能で、他のギルドのプレーヤーとは一緒に入場できない。

 現段階では、1つのサーバー内で生成できるギルドインスタンスダンジョンは20個までに制限されている。また1つのギルドにつき生成できるギルドインスタンスダンジョンは1つだけ。よって20のギルドがインスタンスダンジョンを生成すると、その他のギルドはギルドインスタンスダンジョンを生成できなくなる。

 入場するには、入場資格を得るためのクエストをクリアする必要がある。また入場の際には、レベル96以上のキャラクタが1人以上必要となっている。他のプレーヤーはそれ以下のレベルでも構わない。

 「ライムブルック」は、「アルパラン」、「シャオネル」、「ミュレイン」、「ギブロック」の4つに分かれており、それぞれ6人~25人(アルパラン、シャオネル)、10人~25人(ミュレイン)、12人~25人(ギブロック)と、入場できる人数の下限に違いがある。

 4つのダンジョンはそれぞれ、春夏秋冬の季節のイメージを持つマップになっている。また各マップは3つの区域に分かれており、最奥にはボスモンスターにあたる統治者がいる。それぞれのマップ内で統治者を倒すことで、ミッションクリアとなる。

 最初は「アルパラン」のみ入場できる。「アルパラン」をクリアすると「シャオネル」に入場できるようになり、順に「ミュレイン」、「ギブロック」とアンロックされる形になる。なお、このクリア記録はギルド単位ではなくキャラクタ単位で保存される。「シャオネル」以降の3つのダンジョンで一緒にプレイするためには、参加する全員が入場条件をクリアしておく必要がある。

 各マップの最奥に行くためには、ただモンスターを倒すだけではなく、オブジェクトの破壊や、“戦士2人と魔方陣を完成させよ”といった特定の職業が必要とされるミッションをクリアする必要がある。

 「XenepicOnline」の開発を総括しているチョイ氏によると、「ギルドインスタンスではモンスターを倒すだけのレベルは必要となるが、それよりも各職業の組み合わせが重要になる。ミッションをクリアするためには、低レベルでもいいので、必ず特定の職業のキャラクタが必要となる」という。

 報酬に関しては、今の段階では「何らかのアイテム」ということだけ明かされた。ギルド向けのアイテムやボーナスを想定はしているが、まだ調整中だという。今後はギルド向けのコンテンツをより増やし、コミュニティ性を強調していきたいとしている。

■ コミュニティとアバターも強化! マイルームシステムと騎乗ペットシステムを実装

 今回の「Epic2: 天空の回廊」にはコミュニティ性の強化のためのマイルームシステム「ゼンハウス」と、アバター要素となるペットシステム「騎乗ペット」が盛り込まれている。

・自分の部屋を作ろう!「ゼンハウス」システム

 「XenepicOnline」におけるマイルームシステムは、まず基本となる部屋のタイプが複数用意されている。その上で、家具などのインテリアアイテムで内部をコーディネートできる。実装の段階では個人倉庫といったプレイに直結する機能は持っておらず、単なる箱庭のようなものだが、今後の調整で具体的な方向性を決めていくという。

 マイルームは「マイルームチケット」というアイテムで生成できる。生成されたマイルームは30日間レンタルとなっており、その後はNPCにお金を払って延長してもらえる。部屋の外見や内部のデザインを確認できる「モデルハウス街」も合わせて実装される。

 「マイルームチケット」の入手方法は、レベル15から受けられるクエストで入手するか、または有料アイテムショップ“Xモール”で購入する。クエストで入手できるのは1つだけだが、“Xモール”で購入すれば1キャラクタにつき8つのマイルームを持つことが可能だ。

 部屋の内部の色はデフォルトから変更できないが、壁紙などのオブジェクトを置くことでコーディネートできる。ユニークなところでは、家具などのオブジェクトは攻撃して破壊できる仕様か、もしくは家具自体に耐久度をつけて一定期間で壊れるような仕様にするか、どちらを採用するか検討しているという。家具を破壊できる場合には、破壊した家具から家具材料アイテムをドロップさせることも検討しているという。具体的な仕様は今後改めて発表するとしている。

・ペットに乗って戦闘も可能!「騎乗ペット」システム

 「XenepicOnline」では普通のペットとアイテムを合成することによって、能力値を与えるペット合成システムがある。今回のアップデートでは、新しく追加された合成材料アイテム「ハイパーミール」を合成の際に組み合わせることによって、「騎乗ペットの卵」を入手でき、これ使用することで、騎乗ペットを呼び出せる。

 騎乗ペットの合成は、元のペットの種類に関係なく、10種類の中からがランダムに貰える。騎乗ペットには大きな黒猫やポニーなどが用意されているという。

 騎乗ペットに乗ると基本的に「移動速度+2」のステータスボーナスがあり、ペットごとに異なる追加ステータスも存在する。グラフィックスも装備中の衣装に関係なく、専用のグラフィックスが用意されている。攻撃モーションは持っている装備と関係なく、ペットが攻撃するモーションになる。

■ 再出発を図る「XenepicOnline」に期待!!

 今回の「Epic2: 天空の回廊」アップデートは高レベル向きの新マップと、幅広いレベル層で楽しめるインスタンスダンジョン、コミュニティ性とアバター性を強化するマイルームシステム、騎乗ペットシステムと、様々なバリエーションが盛り込まれた内容となっている。

 DNC Entertainmentは新作の開発もあり、これまでの小さいアップデートをするだけでも精一杯のものだったが、今回はその新作開発を一時中断して「Epic2: 天空の回廊」の開発に取り込むことにしたという。このような思い切った行動を起こしたのは、今回のアップデートをきっかけに、「XenepicOnline」の再出発を真剣に考えている姿勢の表われであると言える。

 アップデートは2月下旬から4月にかけて行なわれる予定。全てのアップデートが実装された後も、更なる世界観の拡張やコミュニティ性を強化していくという。生まれ変わり、さらに進化する「XenepicOnline」に注目したい。
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