ダントーHD(5337)は年初来高値のS高で大台乗せ

4月1日16時26分配信 サーチナ

 内外装タイル・床タイルの主力メーカー持株会社のダントーホールディングス の株価が急伸し、前日比39.47%増、30円高の106円まで値を飛ばし、年初来高値更新のストップ高且つ3桁大台乗せを演じた。因みに全銘柄で3番目の上昇率となった。

 前期に主力のタイルの値上げを断行し、支店開設し受注活動を活発化させたものの、建設不況の煽りをまともに受けて、また外貨建て運用資産の為替差損、固定資産除却損及び投資有価証券評価損を計上した結果、減収・大幅赤字を余儀なくされた。また今期も赤字決算を見込んでいることから、長らく株価の低迷が続いていた。

 しかし先月26日には10年来安値となる64円まで値を下げ、PBRは0.12倍まで低下、一方で配当利回りは4.69倍まで上昇し、割安感・底値感が強まったことから、下値拾いの買いが入ったか。

 今期も市況悪から引き続き厳しい経営環境は避けられないものの、役員・管理職の報酬カット、支店の統廃合などで経費節減をいっそう押し進める一方、今後ニーズが高まると予想されるDRC外断熱工法を核とした環境事業の構築や、CO2削減・温暖化防止を目的とした低蓄熱タイル(クールセラ)の販売強化を図ることで、収益力回復を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社 Media-IR)

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