明治時代の公衆浴場再現 山代『古総湯』の起工式

来秋完成予定
 加賀市山代温泉で明治時代にあった公衆浴場を再現する「古総湯」の起工式が二十四日、同温泉で開かれた。完成は来年秋の予定。

 式には、大幸甚市長や田中美絵子衆院議員、岡田直樹参院議員、次期市長の寺前秀一氏ら約百人が出席した。大幸市長は「伝統を後世に引き継いでくださいますよう願っています」とあいさつ。山代温泉財産区管理会の永井俊二郎会長とともに、くい打ち初めし、工事の安全を祈った。

 古総湯は木造二階建て、延べ床面積約二百八十平方メートルで、一八八六(明治十九)年に建てられた「総湯」を復元。当時の総湯は、公衆浴場として浴室の壁や床に日本初のタイルを使用し先進的な建築として注目を集めていた。 (池田知之)

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