兵庫県内の職人らが優れた技術を披露する「技能グランプリ&フェスタ2009」が14日、神戸・ポートアイランドの神戸国際展示場で始まり、職人技の実演を家族連れなどが見学した。
県や神戸市などでつくる実行委員会が主催した。洋装や建築、石工などの職人団体が技能を披露するほか、時計、ゴム鉄砲づくり、タイルの絵付けなどの体験会を開催。県建設労働組合連合会の丸太切り体験に挑戦した田中達宏さん(12)(神戸市灘区)は「こんな大きな木を切るのは初めて。肩が痛くなった」と話した。
また、同じ会場で、神戸ファッション協会主催の地場産業の企画展「ひょうごじばさん広場」も同時開催。8月の集中豪雨で被害を受けた佐用町の観光協会が自然薯(ジネンジョ)を販売しているほか、三木の金物づくりの体験会などが行われている。
ともに15日まで。(阿部江利)