15日午後3時50分すぎ、北九州市門司区の関門国道トンネルで「壁のタイルが落ちている」と西日本高速道路(NEXCO西日本)に通行車両から連絡があった。同社が調べたところ、上り車線の左側壁の陶器製タイルパネル(長さ180センチ、幅60センチ)が4枚落ちて散乱していたほか、照明用ケーブルが7カ所切断され、上り線の照明が約200メートルにわたって消えていた。同トンネルは復旧まで約3時間、全面通行止めになった。門司署は大型車が当て逃げしたとみて道交法違反容疑で調べている。
NEXCO西日本と門司署によると、現場は門司料金所から山口県下関市側へ1.8キロの地点。タイルパネルは高さ約3メートルの部分で約6メートルにわたってはげ落ち、その手前の側壁にも約6メートルにわたり車体でこすられたような傷があった。照明用ケーブルは高さ約3.7メートルの所に設置されていたが、留め金部分から引きちぎられたようになっていた。
復旧作業中、車両は関門橋に迂回(うかい)した。